先日、不動産企業へ緊急で格付けの見直しがされており、JCRはアーバンコーポレーションの格付けをBB+に引き下げていま した。BBBとBB+ではかなりの違いがあり、いわゆる投資不適格の水準にあたり、「もしかすると倒産・・・」という文字が頭をよ ぎりだす水準にあります。
その状況下、アーバンコーポレーションは財務体質改善のためにCBを発行すると発表。本件による希薄化は38%にも及ぶもの となりました。そしてそれを受けて株価がどうなるか注目されました。
さて、株価はどうなったでしょう?気配は非常に安かったものの、実際の寄り値は339円に。前日終値が344円だったため、ほとん ど下がらずにスタートしたわけです。その後は地合いの悪さも手伝って、結局−46円の13.37%の下落で終えましたが、38%の 希薄化を考えれば良い動きだといえます。
今の株価は一体どういう状態か。この動きを見てもわかるように、倒産リスクをある程度折込はじめている状態といえるでしょう。 それがCBによって緩和されたため、株価の下落が希薄化率より大幅に少なかったわけです。
本件は、今後の不動産セクターをみる上でも興味深い例といえるでしょう。いかに株価水準が低いかという証明がなされたわけです。